大相撲「三賞」の違いと選考基準の裏側!賞金額や歴代記録を徹底解剖

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大相撲「三賞」の違いと選考基準の裏側!賞金額や歴代記録を徹底解剖
大相撲「三賞」の違いと選考基準の裏側!賞金額や歴代記録を徹底解剖
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🎵 大相撲「三賞」の違いと選考基準の裏側!賞金額や歴代記録を徹底解剖

大相撲の本場所で千秋楽を迎える際、賜杯の行方と同じく土俵際を沸かせるのが「三賞(さんしょう)」の受賞者争いです。殊勲賞・敢闘賞・技能賞の3つからなるこの栄誉は、平幕力士や関脇・小結の三役力士にとって、日々の稽古の集大成であり次なる番付への大きな足がかりとなります。

しかし、3つの賞がそれぞれ具体的にどのような選考基準で選定され、いくらの賞金が動くのか、なぜ「条件付き受賞」や「該当者なし」といった判定が下されるのか、その内幕を深く把握しているファンは決して多くありません。本稿では、日本相撲協会の伝統的な選考システムから2026年最新の大相撲動向、歴代記録までを徹底取材に基づいて多角的に解説します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:三賞は「殊勲賞(横綱・大関撃破や優勝争い主導)」「敢闘賞(優れた闘志・2桁勝利)」「技能賞(卓越した技術・決まり手)」に分かれ、関脇以下の勝ち越し(8勝以上)幕内力士が対象。
  • 要点2:賞金は各賞一律200万円で、千秋楽の午前に行われる「三賞選考委員会」での記者投票と審判委員の合議によって決定される。
  • 要点3:歴代最多受賞は安芸乃島の通算19回。近年も尊富士や若隆景といった新世代・実力派が土俵を沸かせており、昇進争いを占う最重要指標となっている。

殊勲賞・敢闘賞・技能賞の違いとは?受賞条件と知られざる選考基準を完全整理

大相撲における三賞制度は、昭和22年(1947年)秋場所に創設されました。戦後の復興期、横綱や大関だけでなく、土俵を盛り上げた幕内力士全体の健闘を称え、相撲人気の再燃を図る目的で導入された歴史的経緯があります。

まず大前提として、三賞受賞の絶対条件は「幕内において勝ち越し(8勝7敗以上)を果たすこと」です。どんなに横綱を倒す大金星を挙げようと、7勝8敗で負け越した力士には資格がありません。また、対象は前頭および小結・関脇であり、横綱・大関は選考対象外と規定されています。

賞の名称主な受賞基準・条件本場所での代表的な評価例編集部の見解・評価傾向
殊勲賞(しゅくんしょう)・横綱や大関を撃破した力士
・優勝した力士に土をつけた力士
・優勝争いを牽引した功績
平幕で横綱を破り金星を挙げ、自身も2桁勝利を挙げた場合など格上相手への「番狂わせ」のインパクトが最も重視される賞。
敢闘賞(かんとうしょう)・最後まで土俵を沸かせた力士
・新入幕や再入幕での大躍進
・11勝〜12勝以上の高成績
新入幕力士が11勝を挙げて優勝争いに最後まで絡んだ場合などファン受けが良く、純粋な勝星数や気迫あふれる取り口が評価される。
技能賞(ぎのうしょう)・優れた相撲技術を見せた力士
・多彩な決まり手や鮮やかな技量
・立ち合いの変化に頼らない正攻法
下手投げ、出し投げ、切り返しなど相撲巧者としての技が光った場合三賞の中で最もハードルが高く、選考委員会の目が最も厳しく注がれる。

それぞれの違いを端的に言えば、「殊勲賞は対戦相手の格と勝敗の質」「敢闘賞は勝利への気迫と星数」「技能賞は相撲の技術的完成度」に力点が置かれています。

当時のメディア報道・掲載写真
【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:upload.wikimedia.org)

【舞台裏の真実】日本相撲協会「三賞選考委員会」の決定方法と「条件付き受賞」のドラマ

三賞は千秋楽の当日、どのようなプロセスで決定されているのでしょうか。その裏側には、緊迫した密室での議論と多数決が存在します。

選考を行うのは、日本相撲協会の審判部長・副部長などの審判委員と、東京相撲記者クラブに所属する新聞・通信・テレビ各社の担当記者で構成される「三賞選考委員会」です。会議は千秋楽当日の午前中(通常は幕下の取組が行われている午前11時前後)に国技館内の応接室等で開かれます。

選考の手順は以下の通りです。

  • 候補力士の推薦:記者および審判部から各賞にふさわしい力士の名前が挙がる。
  • 審議と投票:出席した記者クラブ員による無記名投票が実施され、原則として過半数(または規定の得票率)を獲得した力士が受賞対象となる。
  • 審判部の追認:投票結果を受けて審判委員会が協議し、最終的に理事会へ具申・承認される。

ここで相撲ファンにお馴染みなのが「千秋楽で勝つことを条件に受賞」という条件付き選考です。千秋楽の取組時点で7勝7敗の力士が勝ち越しを懸けて土俵に上がる場合や、9勝5敗の力士が「2桁(10勝)に乗せること」を条件に受賞内定となるケースがこれに当たります。千秋楽中継の館内アナウンスや実況で「本日の取組に勝てば敢闘賞」と紹介されるシーンは、土俵上の力士にとって極度の重圧と名誉が交錯する瞬間です。

三賞の賞金額と知られざる実利|幕内力士の待遇と力士褒賞金への影響

土俵での激闘に見合う実利として、三賞の賞金額はファンにとっても興味深いトピックです。日本相撲協会の規定により、三賞の賞金は各賞一律で本賞200万円と定められています。

1場所で1人の力士が殊勲賞・敢闘賞・技能賞のすべてを独占する「トリプル受賞」を達成した場合、本賞だけで計600万円を手にすることになります。さらに本場所では各賞のスポンサーから副賞(電化製品、高級肉、加工食品、航空券など)が贈呈されるため、実際の獲得総額はさらに跳ね上がります。

ただし、ここで知っておくべき相撲界の構造的ルールがあります。それは、「三賞の獲得は力士褒賞金(持ち給金)のベースアップには直接加算されない」という点です。力士褒賞金は金星(10円加算)や幕内最高優勝(30円加算)などで持ち給金が増額され、引退まで毎場所支給額が増えていく永続的な権利ですが、三賞はその場所限りの「一時金」という位置づけになります。

とはいえ、三賞受賞は翌場所の番付編成会議において「三役昇進」や「大幅な番付上昇」を勝ち取る最大の根拠資料となります。平幕力士が役力士へと駆け上がるための決定打となるため、力士の生涯年収や部屋の評価に与える間接的な影響は計り知れません。

活動歴および当時の関連ビジュアル記録
【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:日刊スポーツ)

一般に知られていない盲点とネットの誤解|「該当者なし」の理由と対象外の力士

場所によっては「今場所の技能賞は該当者なし」「殊勲賞該当者なし」という結果速報が流れることがあります。これに対してネット上では「なぜ誰も選ばれないのか」「基準が厳しすぎるのではないか」といった疑問が上がりがちです。この背景には、伝統ある大相撲ならではの評価軸が存在します。

1. 技能賞で「該当者なし」が頻発する構造的理由

三賞の中で圧倒的に「該当者なし」が出やすいのが技能賞です。相撲道において「技」とは、単に珍しい決まり手(居反りや八艘飛びなど)を繰り出すことではありません。立ち合いからしっかり踏み込み、まわしを引きつけ、正攻法の理にかなった身体操作で相手を崩したかどうかが厳しく審査されます。「立ち合いの変化(はたき込み・引き落とし)」で白星を拾った相撲が多い場合、どんなに勝ち星が多くても技能賞選考では記者や審判部から厳しい批判が浴びせられ、過半数の票を集められません。

2. 優勝したのに殊勲賞をもらえないケース

前頭下位の力士が13勝などを挙げて平幕優勝を果たした場合でも、対戦相手に横綱・大関がおらず、上位陣を倒していない場合は「殊勲賞」ではなく「敢闘賞」のみの授与となる場合があります。「殊勲」の語源が示す通り、最高峰の強敵を打ち破った事実が不可欠とされるためです。

3. 大関・横綱がどれだけ活躍しても受賞できない理由

大関や横綱が14勝1敗で全勝に迫る快進撃を見せても、三賞の対象には一切含まれません。相撲界の理念において、大関・横綱は「賜杯(優勝)争いをして当然の最高位」であり、三賞は「上位に挑み、土俵を活性化させたチャレンジャーたちを顕彰する制度」だからです。

【2026年最新】大相撲三賞の歴代最多記録と若手・ベテランの最新動向

大相撲の歴史を振り返ると、三賞の獲得数は歴代名力士たちの「土俵の充実度」を雄弁に物語っています。

歴代最多受賞記録トップの顔ぶれ

  • 1位:安芸乃島 勝巳(通算19回)|殊勲賞7回、敢闘賞8回、技能賞4回。
    「金星配給の天敵」として横綱キラーの異名を誇り、平幕から関脇の間で圧倒的な存在感を放ち続けた昭和〜平成の名関脇。
  • 2位:魁皇 博之(通算15回)|殊勲賞10回、敢闘賞5回。
    大関昇進前に圧倒的な怪力と小手投げで上位陣を薙ぎ倒し、殊勲賞の歴代最多記録を保持。
  • 2位タイ:鶴竜 力三郎(通算15回)|技能賞9回など。
    後に横綱へ昇進する鶴竜は、卓越した相撲巧者として技能賞を量産しました。

2020年代以降から2026年に至る現代の大相撲においても、三賞をめぐるドラマは常に新陳代謝の中心にあります。110年ぶりの新入幕優勝という歴史的快挙を成し遂げた尊富士が三賞総なめの衝撃を与えたように、若隆景や若元春の兄弟勢、熱海富士、大の里といった新鋭・実力者たちが、大関・横綱への昇進ステップとして三賞を幾度も獲得しています。

2026年現在の土俵では、力士の大型化が進む一方で、スピードと緻密なレスリング技術・体幹連動を取り入れた多様な相撲スタイルが台頭しており、技能賞の選考議論はかつてないほどの熱狂を帯びています。

【プロの結論】観戦者が三賞を見極めるためのリテラシー

大相撲観戦において、三賞は「優勝争いとは別のもうひとつのドラマ」です。以下の視点を持つことで、本場所の観戦体験はより立体的になります。

  • 向いている楽しみ方:「推し力士の成長ストーリー」を追いたいファン。幕内中位〜上位に定着し始めた若手が三賞を獲得するプロセスは、将来の大関候補を見極める最良の指標です。
  • 注意すべき見方:星数(勝敗数)の数字だけを見て選考に異議を唱えること。相撲協会が重んじるのは「相撲内容の品格と正攻法の手順」であり、変化や消極的な相撲での勝利は評価されません。この厳格さこそが大相撲の伝統美を担保しています。
公の場での発言・インタビュー報道記録
【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:tokyo-np.co.jp)

【三 賞】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:大関から関脇に陥落した力士が勝ち越した場合、三賞はもらえますか?
A1:はい、対象となります。地位が関脇以下であれば、元大関であっても選考対象に含まれます。ただし、元大関としての地力が当然視されるため、通常の平幕力士よりも厳しいハードル(11勝以上や上位総総なめなど)が求められる傾向があります。

Q2:三賞を1場所ですべて獲得した力士は過去に何人いますか?
A2:殊勲・敢闘・技能の3つを同時に受賞する「トリプル受賞」は極めて稀です。昭和48年秋場所の大受をはじめ、平成に入ってからは出島、琴光喜、そして令和に入り尊富士など、歴史上でも数えるほどしか達成されていない伝説級の記録です。

Q3:賞金の200万円は税金や部屋への配分はどうなっていますか?
A3:三賞の賞金は力士の一時所得・事業所得として課税対象となります。また、相撲界の慣習として、賞金の一部は付け人への小遣いや部屋の力士・裏方への祝儀、後援会への挨拶等に還元されることが一般的であり、力士個人の懐に入るだけでなく周囲への恩返しとして使われます。

まとめ:三賞の行方を知れば大相撲観戦が10倍面白くなる

大相撲の三賞は、単なる勝敗の集計結果ではなく、15日間の土俵にかける力士たちの意地と技術、そして日本相撲協会とメディアが共有する「相撲道への美意識」が凝縮された栄誉です。

今場所の千秋楽を迎える際は、賜杯の行方だけでなく、午前中の三賞選考委員会で誰が推薦され、どのような「条件付き受賞」が提示されたのかにぜひ注目してください。千秋楽結びの一番まで繰り広げられる熱戦の背景にある文脈を読み解くことで、大相撲観戦の奥深さは何倍にも広がります。 (出典: 三 賞(Yahoo!ニュース)

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